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ケルン遠足のはなし [観光案内]

それは霧が濃い日で、

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家を出発した10時半頃には、お先真っ白。

でも、天気予報は、晴れだから、
きっと午後には久しぶりの太陽が拝めるはず。たとえ、日頃の行いが悪くとも。

友人たちとはデュッセルドルフ中央駅で待ち合わせていた。
チケットセンターで、グループチケットを買おうという算段である。
グループチケットは29ユーロ、4人で割れば一人7.25ユーロ。
これで往復の電車に乗れるってんだから安い。
グループチケットは本来5人用なのだけど、おでたち4人がそれぞれ一日券を買うよりも、
5人用のグループチケットがずいぶんとお得なのだ。
商売てきにいかがなものか、と思わなくもない料金システムが気にならなくもないが、
女は「お得」を愛する生き物である。
ウホウホと5人用のグループチケットを手に、デュッセルドルフを発つ。

ケルンまでは、急行(RE)で35分。おしゃべりしていたらあっという間に着いてしまう。
ケルン駅でドイツ人のみなさんと合流して、さらに賑やかになったところで、
Farina 博物館」へ。

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晴れた、晴れたよ、わーい。

ケルンを英語読みをすれば、コロン。
コロンといえば、恋コロン髪にもコロン、へアコロンシャンプーのCMが記憶に新しい。
当時12,3歳だったと思われる、工藤夕貴のさらさらヘアと鼻声。
あれはもう30年前になるのか・・・、昔の記憶ばかりが鮮明な自分がやや心配だが、
そんなはなしはどうでもいいとして。
「ヘアコロンシャンプーはいいにおいがするのよねー」、
当時の女子たちは洗髪しながら、「コロン」の名を覚えたのであった。
しかし、その名がドイツの街に由来している、ということまで知った女子は、稀だったと思われる。
そして、さらに世界で一番古い香水会社、「Farina」によって、コロンの名が世界に広まったという、
細かいはなしは、もはやヘアコロンに関係なく、おじさんを含めてもあまり知られていない。

そういったわけで、香水と「Farina」の歴史を展示している、Farina Haus
以前こちらに訪れてとても面白かったという、ドイツ人のお薦めで、おでたちはやってきた。
ぜひ解説付きでまわるべき、という彼女に従って、解説は予約済みである。
残念ながら、解説は日本語じゃなくて、ドイツ語。
しかし、興味深い話しが盛りだくさんで、たいそう楽しかった。
ドイツ語を必死で聞いたため、おでの頭はふけだらけになったが、
(注:おでは頭を使うとふけが発生する、金田一耕助体質である)
たとえふけだらけになろうとも、こちらに訪れる際は解説を予約することをお薦めする。

博物館の後は、ケルンの街を散歩し、
重要ポイントでは足を止め、歴史や由来に関する、ドイツの友人の説明に耳を傾けた。
もはや頷いただけで、ざばーっとふけが降ってくるほどに、頭を使いすぎているのだが、
それでもがんばって聞きたい、兆興味深いはなしばかりであった。
何遍も訪れているケルンの街だが、知識あるひとと歩けば、なんと面白いことよ。
うんうんと感心しては、肩のふけをはらい、
ケルンの歴史の深さに感動しては、肩のふけをはらい、
ああ、おでがまき散らしてきた、ふけは今もケルンの街を漂っているのだろうか・・・。

楽しい時間は、あっという間にすぎる。
すっかり日も暮れてしまった、もう帰らなくては。
ふたたび発生した、霧のなか、
とぼとぼと歩く、おでたちの前に現れたのは、

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ケルン大聖堂

ライトに照らされて浮かび上がる荘厳な姿は、兆すごかった。(←ボギャブラリー欠乏症)
てっぺんを霧に隠した、大聖堂はいつにもまして大きく見えた。
何とも言えない、ボギャブラリー問題のせいもあるけど、何とも言えない、
じつに不思議な光景であった。

(おしまい)

秋はメランコリックな季節なの [観光案内]

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9月のはなしだ。

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